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NISSAN
CEDRIC Custom H31
オースチンの技術を吸収して成長した純日産製セダン
日産を代表するセダン『セドリック』を初めてこの世に送りだしたのが、昭和35年3月のこと。その初代セドリックは30型と呼ばれ、縦4灯のヘッドランプが大きな特徴の1つだった。
 その後、昭和37年の10月にセドリックは大掛かりなマイナーチャンジを行うこととなる。そうして誕生したのがH31型セドリックだ。今まで大きな特徴だった縦型4灯のヘッドランプは、横4灯に変更され、フロントの印象がガラリと変わった。当時のアメリカ車によく見られたラップラウンド・タイプのウインドスクリーンは、そのまま活かされたが、この部分を直すことは事実上まったく新しいボディラインを設計するに等しいこととなるためであると言われている。
 エクステリアに大きな変貌をとげたH31は、インテリアもすっかり新しいものに生まれ変わった。まず、まっ先に目に飛び込んで来るインスツルメント・パネルは左右に大きいひさしを持つタイプにデザインが一新され、スピード・メーターは従来の丸型のものから、横長の大型のものとなり、スピード表示は赤い帯がスピード上昇にともなって右へと伸びる方式に改められた。
 エンジンは、H型。現代の電子部品やコンピュータがびっしり詰まったエンジンルームとくらべると、驚くほどあっさりと印象を受ける。しかし、こんなシンプルな造りでありながら、メーカーの公式発表では、そのトップスピードは実に140キロを表示している。最大出力は88馬力。最大トルクも15.6kg/mを記録した。今では想像できないが、日産は当時セドリックを東アフリカ・サファリ・ラリーに出場させ、見事入賞も果たしている。

OWNER : K.IMAMURA


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