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4世代に渡って継続生産された
多目的レジャービークルの元祖

ホンダの超ロングセラー『シビック』。その3代目ワンダーシビックから登場し、4代目グランドシビック、5代目スポーツシビック、6代目ミラクルシビックと多くのモデルチャンジを繰り返しながらもシャトルは存在し続けた。

 1983年9月3代目“ワンダーシビック”の一員としてこの世に誕生した「シビックシャトル」。当時まだ珍しかったハイトワゴン風のスタイルで、某有名自動車評論家からも「インテリジェンスを感じさせる車だ」との絶賛を受けた1台だ。
 コンパクトカーであったシビックに、より居住性を重視し、荷物もたくさん積み込めるワゴン風5ドア仕様のシャトルは、その初代モデルに4WDが設定されるに至って、後のCRーVに発展する多目的レジャービークルの元祖となったとも言えるだろう。
 1987年10月、シビックが“ワンダーシビック”から4代目の“グランド”シビックにモデルチェンジされたのに合わせてシャトルもモデルチェンジされる。このグランドシビックベースのシャトルでは、そのMPV的性格が一層強められた。明らかに背の高いスタイリングを採用し、4WDモデル中心のラインナップとなったのだ。なかにはカンガルーバンパーを付けたワイルドなクロカンルックスのグレードさえあった。1991年9月、シビックは5代目“スポーツ”シビックにモデルチェンジされたが、シャトルはそのまま継続生産され、1994年7月、4WDのグレードRTiをベースにRV風の特装パーツを付けた「ビーグル」が発売される。
 その後1995年9月、シビックは6代目“ミラクル”シビックにモデルチェンジされるが、シャトルはさらにそのまま継続生産。いかに実用的で人気のあった車だったかが分かる。
 しかし、1996年2月、6代目“ミラクル”シビックのワゴン版であるオルティアにバトンを渡す形で生産を終了した。
 今でこそホンダはミニバン屋というイメージが強くなってなっているが、オデッセイが発売されるまでの、一時期ホンダ車にRV系が乏しかった頃、軽自動車以外ではそういう雰囲気を備えた車は本当に少なかった。
 そんな時期にシビックシャトルは存在したのである。


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