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LANCER EX 1800GSR TURBO
 ギャランの下のポジションに位置付けられる形で登場したポピュラーカーがランサーだ。デビューは1973年1月で、ちょうどバイオレットと同じ時期に当る。
 そのスタイリングは、ロングノーズ&ショートデッキのエアロノーズラインを基調として、直線と曲線を織り混せた個性的なものだった。
リアもタテ長のリアコンビネーションランプを組み込み、テールエンドを大胆にカットするなど、そのデザインは目を惹くものだった。
 デビュー当初はファミリーユースを意識したモデルばかりだったが、その年の夏にホットバージョンのランサー1600GSRが追加される。これはサターンのニックネームをもつ4G32型4気筒OHCにツインキャブを装着した俊足2ドアセダンで、SUツイン装着によって最高出力110PS/6700rpm、最大トルク14.2kgm/4800rpmを実現し、5連MTを駆使すれば、825kgのボディを175km/hまで引っ張る実力を秘めていた。
 また、足廻りのポテンシャルはずば抜けて高く、その性能の良さは国際ラリーを席捲したことで証明された。第8回サファリ・ラリーでも総合優勝を果たし3位までを独占した。
 ランサーはそもそも、上級セダンのΣ、Λより下のレンジを受け持つファミリーセダンとして位置づけられていたクルマだが、1979年のフルモデルチェンジによって、ガラス面積が大きくスッキリとしたボクシーデザインのEXに切り替わった。
 当初、搭載エンジンは1400と1600のみだったが、後に1200や1800が追加されバリエーションも充実された。そして1981年には、1800の夕ーボエンジンを搭載したモデルが加わった。
 もっともターボモデルは、それ以前からヨーロッパ仕様として2000ターボがあり、すでにラリーフィールドで活躍しており、当然、国内でも同じ仕様の市販が望まれたのだが、諸処の事情によって200cc分だけ排気量を縮小して国内市販されることになったのである。
 G62B型シリウス80ターボエンジンは、最高出カ135PS。絶対値としては目を見張るほどではないが、1tそこそこの軽量ポディと、ターボが効き始めてからの大トルクのおかげで、0〜400mは16.16秒で走りきり、最高速も空力的に不利なセダンボディながら179km/hまで引っ張った。
 またストラット/4リンクのコンベンショナルなサスと、標準で装着されるアドバンHFーDというハイグリッブタイヤのおかげで、走り屋好みの軽快なハンドリングを楽しむことができた。
 1983年にはインタークーラーつきモデルも追加され、こちらは最高出力が160PSとさらに強力になっている。

取材協力:ホンダドリーム山梨



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