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DATSUN Blue Bird P310

 昭和30年に年1月に登場した最初のダットサン・セダンP110型は日産がライセンス生産を行っていたオースチンで得られた技術の蓄積をもとに設計された車で、当初から大量生産を意識して発表された。日本の悪路でも根をあげないタフさが自慢のP110は、後にC型直列4気筒エンジンを搭載するP210型(ダットサン1000)にモデルチェンジする。ラリーでも活躍したP210型は抜群の信頼性と当時の最先端のスタイリングとメカニズムで一躍、上々の人気を得る。そんな中、このダットサン1000に変わって昭和34年(1959年)8月に登場したのが、日産の超意欲作である初代『ブルーバード』P310型だ。 幸せのシンボル「青い鳥」にちなんで命名されたブルーバードは、スタイルを良くすること、乗り心地を良くすることという当然の要求の他に絶対に外せない2つのテーマがあった。定員5名で平均速度105km/h以上、且つ6%の坂道で時速60km/hで安心して運転できること。そして全長4m全幅1.5mの寸法範囲内に収めるというものだ。
 こうして生まれた初代ブルーバードP310型は先代から受け継いだ信頼性と先代を凌ぐ近代的なボディースタイルで人気も評価も当時の最大のライバルだったトヨペット・コロナとは比べ物にならないくらい高かった。
 スポーティで長く延ばされたトランクリッドやサイドビューなど個性的なスタイリングが目を引くが、その個性が特に現れているのがテールランプの形状で、その風貌から『柿の種』のニックネームが与えられた。そんな個性的なデザインだけでなく装備も充実しておりブレーキも日本では初めてユニサーボを採用するなど、ヨーロッパのファミリーセダンと肩を並べる程だった。


 突然の大ヒットとなったP310型は昭和36年8月にフェイスリフトを行い、9月には再びフロントグリルとテールランプを手直しする。そして12月に追加グレード投入し、昭和38年9月に後期モデルのP410型にバトンタッチをし、その姿を消した。



OWNER : TAKIMOTO


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