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 昭和44年、当時はまだ国内モデルにはなかったフェアレディZのニューモデルを生産し、アメリカで発売。アメリカ自動車史上に残る熱狂ぶりを巻き起こしたこの人気を受けて満を持して昭和46年に国内発売されたのが240Zだ。直6・SOHCのL24エンジンはツインSUキャブレターと8・8の圧縮比により、150ps/5000rpmの最高出力と21・0kg-m/4800rpmの最大トルクを発揮し、5速MT車は最高速度205km/hを可能としていた。
 その240Zの最上級グレードとして設定されていたのが240ZGだ。
水滴型のヘッドライトカバーを付けた、湾曲したフロント・バンパーと、Gノーズ/グランド・ノーズと呼ばれる『エアロ・ダイナノーズ』が大きな特徴で、普通の240Zと比べて190mm長く、当時としては圧倒的な空力を発揮しており、このおかげで、最高速も210km/hを可能にしただけでなく、高速安定性も著しく向上した。
 240ZGのもう一つの大きな特徴は、前後にオーバーフェンダーを標準装備していたことだ。これは240Zにはない外観上の大きなポイントで、これにより、よりワイドなタイヤの装着を可能にし、迫力も充分であった。
 国際ラリーでも大活躍した事で知られる240Zだが、国内レースでもいったんはZ432が主流となったが、メーカーのマシンが240Zに移っていったのに伴って、プライベーターたちのマシンも順次これに変わっていった。
 アメリカのSCCA主催のレースでは、フェアレディはSP130の頃から好成績を挙げ続けてきたが、240Zを投入するようになってからは、4年連続で全米チャンピオンを獲得すると言う見事な戦績を残し、この部分でもアメリカ人の多くの心を掴んだ。

センターコンソール上の3連メーターをはじめ、計器類はドライバーの視線に逢わせてオフセットされている。


最初は輸出専用だったL24は、パワー的に勝るものの、神経質なS20に比べ、耐久性が高く扱いやすかった。


取材協力:Y.KITAHARA

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