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Rの称号はなくともスパルタンなフィールはトップクラス

 日産伝説の名器S20が排ガス規制により姿を消してから、日産はツインカムエンジンに手を出さなかった。国内メーカーで初めてターボを実用化させた日産はそのプライドもあって2T|G、4A|Gといったツインカム路線を進んでいたトヨタに対抗していたのだ。
 しかし、80年代に入るとターボに手を出し始めたトヨタに対抗するようについに、6代目スカイライン(R30)にDOHCエンジンFJ20を搭載
した。最初からスポーツで使うことを前提に開発されたこのエンジンは、最高出力150ps、最大トルク18、5kg・mとクラス最強のエンジンだった。
 この頃の国産車はパワー競争真只中で、2000cc最強だったRSも1年後にトヨタのツインカムターボ3T|GTEにその座を譲ってしまう。そこで、遂に83年FJ20にターボを
装着したスカイラインRSターボが発表された。
「史上最強のスカイライン」のキャッチコピーで登場したRSターボは、84年のマイナーチェンジで3本グリルを無くし、2本の細いスリットを 開け、ヘッドランプを薄くした。その表情から『鉄仮面』のニックネームが付けられた。
 このRSターボは現在の低速から効くターボと違い4000回転からいきなり来る、いわゆるどっかんターボでこのいかにも不自然吸気らしい扱いづらさが最大の魅力でもあった。

 見た目DR30中身は・・・

 今回登場の赤黒ツートンのイメージカラーを身に纏ったRSターボ。実は羊の皮を被った狼の皮を被ったライオンとでも言うべきクルマだ。
 まず、従来のステアリングレスポンスの悪さを解消すべく、フロントの足廻りをシルビア(S13、S14)用に変更。エンジンはどっかんパワーを取り除き下から上までスムーズによく回るSRに載せ替え、同時に軽量化を図っている。
 また、RSターボの弱点だった弱いフレームを、ロールバーを前から後ろまでつなげることにより強化。RSターボなのはほとんど外見だけという、バリバリのドリフト仕様に仕上がっている。
 今後はボンネット等もFRP製にしさらなる軽量化を計画中。
 小・中学生時代初めてRSターボを目にしてから、DR30命というオーナーは最近もう一台のRSターボ
を購入し、こちらは、ほぼノーマルを維持しながら大事に乗っていくそうだ。


OWNER:S.Shimura

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