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遠くて当たり前の流麗なスポーツカーではなく、ファミリーカーの箱型ボディが荒々しく走るカッコよさを、
多くの人に認識させた忘れがたい存在。それがTE27レビンだ。

 希代のベストセラーとなったカローラ・シリーズも、デビュー後4年を経た昭和45年5月にフルモデルチェンジを受け2代目になると、スポーティ・マインドを求めるユーザーの声に応えるべくクーペがラインアップされる。そして、昭和46年4月本格的なスポーツバージョンSRが登場する。「パッションエンジン」と呼ばれる高性能エンジンを搭載したこのモデルは既に最高速度160km/hという驚異的なパフォーマンスを見せていた。しかし、昭和47年3月にTE27レビン/トレノがデビューするとカローラ・シリーズは当時の国産車で最も過激な性能のクルマを持つこととなる。
 SRとほとんど等しいボディ、シャシーになんとセリカ/カリーナGTに使われているものと同じ2T-G型エンジンを詰め込んだのだ。当然性能的には大きく向上し、往年のトヨタ1600GTをはるかに凌ぎ、2000GTに迫るほどのものだった。単純に計算しても馬力当たりの荷重は同年代のポルシェ911に等しいというのだからその凄まじい性能も容易に想像がつくだろう。
 しかし、排ガス規制によって一旦消滅したレビン/トレノは昭和52年に復活するがTE27に見られた野蛮なまでの過激さは既になくなっていた。

     DATA


    レビンTE27


●全長   3,955mm
●全幅   1,595mm
●全高   1,335mm
●エンジン 2T-G
●総排気量 1588CC
●最大出力 115ps/6,400rpm
●最大トルク14.5/5,200

OWNER:Y。KOMIYAMA

両側にタコメーターとスピードメーターを配し、中央に電流/油温/油圧計のコンビメーターが付くインパネ。フットレストが標準装備され、シートはスポーツシートが採用された。
高回転用に、4バランスウエイトの5ベアリング支持などの対策がなされた2T-G型エンジン。このエンジンの持つスペックはセリカと同じで、最高速度は190km/hを記録した。

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