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HONDA SPORTS S600
ホンダの4輪車のオリジナルである「S(エス)シリズ」。
500・500・800と続いた他では例を見ないミニミニ・スポーツカーは本質的に大量生産が見込めないため、
わずか7年程で姿を消してしまった。

2輪でスタートしたホンダが初めて世に送りだした4輪乗用車『スポーツS500』。レーシングカーなみのハイメカを搭載しながらも、デフ以降の駆動にチェーンを使うなど、2輪メーカーらしい発想も見られたクルマだった。
 翌、1964年排気量アップバージョンとして追加(実質的にはモデルチェンジ)されたのが『S600』。
 ホンダS500とはフロントとバンパー廻りが変更され、S500に装備されていた透明なライトカバーが廃止になった。
 ホンダスポーツはもともと高回転型で低中速のトルクが細いクルマだっただけに、その人気は排気量が大きくスローがきくS600に集中していく。エンジンは、直列の4気筒DOHCから最高出力57馬力を発揮、後に追加されたS600クーペ共々、最高速度は145km/hを記録した。また、ボディとは別にラダーフレームを持つ構造上、自製ボディを容易に架装できたため各メーカーがレース車輌としてもよく利用した。
 1965年トヨタが発表したトヨタS800(ヨタハチ)に対抗するようにS600はS800にその姿を換えた。

4連メーターが整然と並ぶインパネは、
後のS800継承されている。
ホンダのスポーティなイメージは、
初の4輪車開発から続いている

低中速ではスカスカのエンジンも
高回転では驚く程の性能を発揮。
606ccながら最高速度は145km/hを記録した。




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